受験の仕組み
内申点と成績
公開:
更新:
#2 神奈川の受験用語辞典|保護者が知っておくべき必須キーワード解説
#中1

この記事について
・
神奈川県の高校受験で使われる用語を一つずつ解説します。
・
「内申点・評定・調査書」の違いや、神奈川県特有の制度など、中1のうちにおさえておきたいポイントをお伝えします。
「S値って何?」「共通選抜ってどの入試のこと?」——神奈川県の高校受験について調べはじめると、聞き慣れない言葉に次々と出会います。実際にお子さんが受験を経験されていない限り、県内在住の方でも戸惑うのは自然なことです。ここでは、保護者の方が最初につまずきやすい9つの言葉を、一つずつやさしく整理していきます。

内申点・評定・調査書の違い
まず整理したいのが、似ているようで役割が違うこの3つの言葉です。「評定」は、通知表につけられる5段階の成績そのものを指します。その評定が記載された公式な書類が「調査書」で、中学校から志望校へ提出されます。そして「内申点」は、調査書に記載された評定をもとに算出される点数の通称です。つまり、評定→調査書→内申点という順に、情報がまとめられ、点数化されていくとイメージすると整理しやすいでしょう。
学力検査とは
学力検査とは、中学3年生の2月に実施される入試当日の学力試験のことです。国語・数学・英語・理科・社会の5教科が基本ですが、特色検査を実施する高校には、学力検査を3教科または4教科で行う高校もあります。
S値とは
S値とは、内申点や学力検査の得点などを組み合わせて算出される、合否決定のための総合的な数値です。神奈川県の入試では、募集人員の90%を占める第1次選考で使われる「S1」と、残り10%の第2次選考で使われる「S2」の2種類があり、それぞれ計算に使う要素や比率が異なります。詳しい計算方法は、別の記事で具体例とあわせて解説します。
特色検査とは
特色検査とは、学力向上進学重点校をはじめとした一部の学校で、学力検査に加えて実施される検査です。教科の枠を超えた記述力を問う自己表現検査のほか、面接や実技検査を行う学校もあります。
共通選抜とは
共通選抜とは、神奈川県内のほとんどの公立高校で実施される高校入試のしくみの名称です。内申点・学力検査・(実施校では)特色検査を組み合わせて合否を決定する、いわば「本編」にあたる選抜方法だと考えるとよいでしょう。
学力向上進学重点校・エントリー校とは
学力向上進学重点校とは、大学進学に力を入れる学校として神奈川県教育委員会が指定する高校のことです。指定に向けた準備段階の学校は「進学重点校エントリー校」と呼ばれます。いずれも特色検査を実施している学校が多く見られます。
第1次選考と第2次選考とは
神奈川県の公立高校入試では、選考が2段階に分かれています。募集人員の90%を「第1次選考」で、残り10%を「第2次選考」で合格者を決めるしくみです。第1次選考ではS1という数値、第2次選考ではS2という数値が使われ、計算に用いる要素の重みづけも異なります。多くの受験生は第1次選考で合否が決まりますが、僅差の場合などに第2次選考での決定も行われます。
追検査とは
追検査は、インフルエンザなどの感染症、自然災害、事故や事件などやむを得ない理由により学力検査を受検できなかった場合、希望者を対象に実施される検査です。追検査を希望する場合は、在籍中学校に状況を伝えて相談する必要があります。
二次募集とは
二次募集は、共通選抜の合格発表後に、定員割れが発生した高校が追加で生徒を募集する仕組みです。二次募集を出願するタイミングでどこの高校にも合格していない生徒が対象となります。
3観点評価とは
3観点評価とは、現在の通知表の評定を決める際の3つの評価の視点のことです。「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つから、教科ごとに評価されます。テストの点数だけで評定が決まるわけではない、という点がポイントです。
まとめ
神奈川の高校受験には、ここで紹介した以外にも専門的な用語が数多く登場します。すべてを覚える必要はありません。中1のうちは、「内申点」「学力検査」「特色検査」「共通選抜」という4つの土台となる言葉を押さえておけば十分です。残りの用語は、それぞれが必要になったタイミングで、この記事に戻って確認してください。
著者
MIRANAVI編集局
神奈川全県模試を運営する伸学工房が手がけるメディア「MIRANAVI」の編集局です。神奈川県内の豊富な入試データと模試実績をもとに、受験や学習に役立つ正確な情報をお届けします。特定の塾に偏らない中立な立場と独自の分析データを活かし、保護者の皆さまが抱える受験・学習の疑問にお応えします。
MIRANAVIトップへ戻る
keyboard_arrow_right

